2019/03/19 23:51
向こう6回に渡ってお送りしてきました90sハードコア特集をここらで総括してみましょうか。
1から6まで読んで貰えればおわかりいただけるかと思います。
要するにですね、90年代って基本的に何もなかったんですよ。
要するにですね、90年代って基本的に何もなかったんですよ。
もちろん、重箱の隅をつついてほじくり返せばいいバンドもいました。
それらが1~6で取り上げたバンドたちです。
その意味では本当に何もなかった00年代、10年代よりは遥かに良かったと思います。
ただ、大局的に見れば、自分にとっては何もなかった。
言い換えれば、自分はファストコア/パワー・ヴァイオレンスとタフガイ・ハードコアという90年代の二大潮流のどちらにも着いていけなかったんです。
ここで、パワー・ヴァイオレンスにしろ、タフガイ・ハードコアにしろ、遡って行くと同じバンドにブチ当たります。
はい、Negative Approachですね。
Negative Approachをタフでストロングなハードコアの源流として捉えた人たち。
一方で、Negative Approachを激烈でブルタルなハードコアの源流として捉えた人たち。
ま、両極端ですけど、どっちもやろうとしてることはわかるんですね。
Negative Approachに勝とうと思ったら、地を這うようにヘヴィな方向に行くか、けたたましく激速な方向に行くか。
でもね、この人たち肝心なことを忘れてるんですよ。
でもね、この人たち肝心なことを忘れてるんですよ。
そもそも、
Negative Approachに勝てるわけがない!
Negative Approachに勝てるわけがない!
Negative Approachに勝てるわけがない!
Negative Approachに勝てるわけがない!
でね、Negative approachを超える試みから始まった速さの追求、重さの追求。
これもいつの間にやら速いとか重いが目的化してしまう。
これじたいは仕方ないことだけど、やっぱりつまらないんですよ。
そこが自分が90年代のハードコアに着いていけなかった理由。
そして、大それてるかもしれないけど、Negative Approachの系譜にある90年代のハードコアが本来進むべきだった方向。
これが自分らがM.A.N.VS.M.A.Nで目指している方向なんですよ。90年代の捉えなおし。
自分らの中でアメリカン・ハードコアは80年代で完全に終わってるので。
これじたいは仕方ないことだけど、やっぱりつまらないんですよ。
そこが自分が90年代のハードコアに着いていけなかった理由。
そして、大それてるかもしれないけど、Negative Approachの系譜にある90年代のハードコアが本来進むべきだった方向。
これが自分らがM.A.N.VS.M.A.Nで目指している方向なんですよ。90年代の捉えなおし。
自分らの中でアメリカン・ハードコアは80年代で完全に終わってるので。