2019/08/07 02:26

10"のアルバムコンピをリリースしたばかりですが、バンバカバンバンバンと新曲出来まくってます。

今のところ3曲完成していますが、曲の素材があと5曲分ほどあるので、来年ぐらいにはまたアルバムが出せるんじゃないかと。
とにかく、アレンジをまとめるのが追い付かないほど。
まず、北千住でもいきなり1曲目に披露した"Speak mind"。

この曲に関しては、メンバーのアイディアはディテールと全体の構成くらいで、ほぼ自分が持って行ったリフを元に作りました。
まあDeathwishぽいですかね。SSDとか。
Deathwishはメタル化することなくボストンハードコアのタフネスを付き進めたバンドです。


続いて染ちゃんが作ってきた曲、仮題NYHC、これはM.A.N.VS.M.A.Nという曲になる予定。
NYHCというより初期のRKLみたいじゃね?というのが自分の感想。


RKLはもちろん自分も大好き。というか嫌いなやつがいるわけないに決まってるけど、RKLを未消化のままこのバンドでやるのはちょっと違うと思うので、うちらのカラーに合うよう調整してみる。
梅川君のアイディアでイントロをドラム・ロールから始める。これは、実は自分もそうするのが良いと思っていたのと全く同じ。おそらく元ネタが同じだと思われる。
そして、Bメロのフレーズをロングトーンで引き伸ばしてみる。おお!うちららしくなって来た。
でも、やっぱりニューヨークじゃない。
西海岸のテキイージーメーンなサーフやスケート・カルチャーのバックグラウンドを持ったやつらが、手探りでニューヨークやボストン譲りのタフなハードコアをやろうとしている感じだ。
具体的に挙げるとUnityとかUniform Choiceとか今度来日するStalag13とか。

前にも書いたが、染ちゃんはモッシーとかストンピンなリズムに対する意識があまりない。
彼の根っこにあるのは、BYOのSomeone got their head kicked in!だとか悪名高いMysticのNardcoreコンピに入っているようなウエストコーストのN級バンドたちだろう。
そんな彼がこのバンド向けに曲を作るとUniform choiceぽくなる。
今までの曲でいうと、Speed,power & Aggression,Make a differenceなんかが彼の手によるもの。
逆に同じUCぽい曲でも、I won't take partなんかは、自分が最初から狙ってUCやUnityに寄せて作ったものである。
その辺りのニュアンスの違いを聴き取ってもらえれば面白いのではないかと。

そして、もう一曲、自分が持ってきた曲、A Light in the darkness。

これはもっとCro-magsぽくしたかったんだけど、Judgeになりましたね。
Judgeというのは量産型Cro-magsなんですよ。量産型といえど、シャアが操縦する量産型。
クセが全くない。

ビートダウンのパートは井上が作ってます。

てなわけで、最近はちょっとスピードコア路線からは離れているかもしれません。
もちろん、それも好きなので、またそういう方向に戻る可能性もなきにしもあらず。
基本、こういう曲を作ろうというよりも、出来た曲に合わせてアレンジして行くのが我々のスタイルです。

なお、ギター湯浅氏は欠席だったわけではなく、カメラの後ろ側にいたため、透明人間としてギターを鳴らしております。