Unseen Terror,Scalplock,Harmony as oneのメンバーが在籍したイギリスのバンドの91年作。Victory Recordsの社長がやっていた同名のアメリカ・シカゴのバンドとは別。イギリスのハードコアというと、スパイク&スタッズって感じの初期のハードコア・パンクか、ズタボロのクラスティーハードコアか、もうちょっと小ぎれいなスピードコアかってイメージですが、そのいずれでもなく。ジャケ見た通りのニューヨークのスキンヘッド・ハードコアの影響をもろに被っていそうな感じです。この手のバンドでギターボーカルって変わってますけど。バンドでいうと、Sick Of It AllとAgnostic Frontの中間って感じですね。スタイリッシュなところはほとんどなく、ただただ腕力だけで押すイメージ。 垢抜けないけど、ひたすら一点突破。安くで買えるけど、そんなにどこにでも転がってはいない。お金に困った時売るリストには入れられがちだけど、針を落とすと必ずそのリストから外れる。そんな素敵な一枚です。origはイギリス盤、後フランスのStand as one(Rise Above:pre-Nations on fire,Nations on fireなんかをリリース)から再発されてます。わずか一年後に出されたLPは別バンドのようにテンション低くて、まるでシカゴの方のInsightみたいです。
