2018/12/10 22:14
This was hardcore : Raw Power Brown studio Demo
ここ数日、SNSのタイムラインに流れているこのバンド。
来日を熱望しているようですが、上手く行くといいですね。
先述の通り、私たちのルーツは70年代末から80年代末まで存在したアメリカン・ハードコアなのですが、もちろん欧州のハードコアも好きで聴いています。
ハードコアを聴き始めの頃よく行っていたレコード店の店員さんがRaw PowerやNegazioneを押していたことから興味を持ったのですが、残念ながら私が最初手に取ったのはこのアルバムでした。
しばらく、欧州のハードコアには興味を持てなかったことは言うまでもありません。
その後、このコンピレーション盤を中古盤店にて発見。
VA / WELCOME TO 1984 LP
よくありますよね、ハードコアをあまり置いてないような中古店でハードコアを見かけると、つい嬉しくなって買ってしまうことが。
なんとなく手に取ったこの一枚、まさしく運命的な出会いでした。
Raw Powerがすごい!ってのはこれか!
それにしてもブレイクの尺がおかしすぎる!
意味はわかんないけどすごい!
Fuck Authority、タイトルからしてもう頭が悪すぎるのがすごい!
団地のオバサンとか歌ってるどこだかのパンクバンドぐらい頭が悪い!
まさしく目からウロコ、でした。
他にもElectric Deads,Terveet Kädet,Olho seco,Inferno,BGK,UBR,Frites modern(Youth Strike chord時代にぱくったことも)と世界ハードコアへの旅立ちを誘う重要な一枚です。
90年代半ばになり、こちらの便利なCDがリリースされ、テープでしか手に入らなかった秘蔵音源が陽の目を浴びることになりました。
RAW POWER - BURNING FACTORY CD
Raw Powerとの個人史は更に続きます。
2005年、それまでの会社を退職して少しばかりの退職金で米国東海岸をブラブラしていた日のこと。CBGBsの閉鎖に伴い、連日連夜レジェンドたちが集うスペシャルなライヴが繰り広げられていたのです。その中にはなんと、Raw Powerフロム・イタリーの名が…。対バンはなんとEye Hate God、NYHCのUppercutというわけのわかんない組み合わせ 笑 前日にGorilla Biscuitsのリユニオンがあって、それに比べると話題性的にはビミョーだけど、やはり大好きなバンドですしもちろん足を運びました。
もちろん、当時の勢いやテンションを期待すべくもなかったですが、やはり往年の名曲はぐっと来ましたね。というわけで、私、Raw Powerを見たことがある数少ない日本人の一人、というつまらん自慢話で〆させて頂きます。