2017/12/24 00:17

2/1発売の我々のカヴァ・アルバム、Hardcore 2018収録全11曲について、自分たち側からの視点で解説してみます。
オリジナルのバンドについては、Cradle to grave / SpymasterのHDK氏がライナーを手掛けてくれました
こちらも気になる方は是非是非お買い求め頂きまして、目を通して頂けたらと思います。

また、こちらでカバー候補に挙げられながら、不採用になった曲について書いています



こちらからの続きです


4.Protester(Negative Fx,MA,US)
このバンドに関しては、ギターとベースはただ鳴っているだけ。ドラムとボーカルだけで持ってく曲なんで、ちょっと気合マシで録りましたが、やはり白人のこういう声には絶対勝てないですね。



5.I Hate myself(Offenders,TX,US)
好きなバンドではあるけど、Negative FXとは逆にこのバンドはボーカルが弱いなと思ってたんですね。逆に、楽器隊の方はかなり手こずって、かなり力を入れて練習しました。


6.Arm's Race(BGK,Amsterdam,Netherland)
一時、bandcampにプリプロダクション的な一発録りをあげていたのですが、基本的にストリーミングのみで落として欲しくなかったので、1000ドルとかめちゃくちゃな料金設定にしてました。
そしたら、BGKのメンバーが、「何で自分らの曲を落とすのに1000ドルも払わなければいけないんだ!」とクレームが出た曰く付き。BGKに限らず、音源はわかる限りバンドのメンバーに送る予定ですけどね。
カヴァじたいもこちらの動画のライヴテイクのアレンジです。


7.Banned in DC(Bad Brains)
これは前身バンドからやってた曲。承知の通りBad BrainsはDCからニューヨークに移住するわけですが、ニューヨークのファンにとりわけ愛されたのがこの曲。なんで、Bad Brainsのカヴァというより、Bad Brainsに影響を受けたバンドがカヴァしているイメージでやってます。



8.Never Surrender(Blitz,Manchester,UK)
収録曲中唯一のパンク・バンドです。これも、Negative Approach,Bad Brains同様、カヴァのカヴァ的ニュアンスで取り上げてます。

9.Verbal Abuse(Verbal abuse,TX,US)

これは、聴いてる分には至って単純な曲だと思うかもしれませんが、よく似た4種類ぐらいのフレーズがランダムに組み合わさって構成されているんですよ。弦楽器隊は泣いていました。


10.State oppression(Raw Power,Reggio Emilia,Italy)

これはオリジナルはツイン・ペダルなので、ドラムがかなり難航した曲です。推測なんですが、冒頭のフレーズ、曲作ったギタリストあたりがリズムパターンとか手足の稼動域等何も考えずに思いついた無茶振りフレーズを、ドラマーが何とか叩きこなしてる感じがして面白いです。


11.Back From The Dead(Negative Gain,Toronto,canada)

収録されているなかで一番オブスキュアなバンドではないでしょうか。オリジナルは聴いてて笑っちゃうくらいドヘタなんですけど、ドラムなんかスローなパートより速いパートの方が辛うじて形にはなってるんですよ。そこにハードコア魂を感じます。



アルバムは2/1全国発売です。
フライイングで、1/20タイムボム・レコードのインストア・ライヴにて販売しますので、是非足を運んで下さい。