M.A.N.VS.M.A.N - Speed,Power & Aggression CD+メッシュ・キャップ・バンドル
¥2,600 税込
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3/5に発売になる、我々のミニアルバム、Speed,power & Aggressionの紹介をばさせて頂きます。トータル10曲のうち、純粋な新曲が5曲、未発表曲が1曲、デモ音源のリミックス&リマスターが4曲です。
1曲目Get Realから。これはボストン・ハードコアを意識して作った曲。ボストンのハードコア・バンドはみなDischargeをフェイバリットに挙げるので、そいつらの頭の中で鳴ってるDischarge。ズレたDischarge解釈をしてみた。
ただ、ウチのバンドの面白いところは、出来てみたら最初にイメージしたのと違うものに仕上がるということ。実際、ボストン・ハードコア・バンド流のDischargeが、仕上がってみたらBATTALION OF SAINTSかAgent Orange(NL)みたいなチンピラハードコアだった(我々はチンピラではないんだけど)。
今までやって来たバンド、例えばYouth Strike chordだったら、Youth of Todayと思って作った曲はYouth Of todayにしかならなかった。前身バンドもそう。 何というか、顕在化しない影響、無意識のルーツが今のバンドでは重要になっている。
続いて、表題曲、speed power and aggression。元々ギター染田が作ってきた曲に自分が手直しを入れた(Bメロを変えた)。Uniform choiceとかUnit prideとか往年のポジティヴ・ハードコア・スタイル。
自分たちは歳も歳なんで、現行の若い子たちが聴いているユースクルーはまったくもって馴染みがないけど、89年までのバンドはもちろん好き。そもそもユースクルー好きな人なら知ってるだろうけど、M.A.N.VS.M.A.Nというバンド名じたいNo For An Answerの未発表曲からだし。
3曲目Take A standは、仮歌タイトルアグノ。特に、モッシュパートの二小節目からギターを刻み始めるところがアグノでしょうね。ウチは激速なパートからへヴィなモッシュパートに流れ込むのが特徴なんですけど、この曲に関しては、モッシーなブレイクダウンなし。ひたすらハードコアに仕上げました。
続いてファンク調のイントロから怒涛のスピードコアへと流れ込むThink We care。ソウルとかファンクとか、特に自分とドラムは好んで聴いてはいるんだけど、どうもファンキーになり切れないんですね。かといって、ミクスチュアにもならない。ファンキーにうねるハードコアにしかならない。単にこれは自分のスキルの問題なんだけど、これはこれで面白いかなと思ってます。ちなみに仮歌のタイトルがクラムサッカーズ。
何がどうクラムサッカーズかはこちらを参照で。
http://manvsman.tumblr.com/post/145919147774/crumbsuckers-life-of-dreams-lp
5曲目のBreakawayも往年のボストンハードコア的でしょうか。タフで速いという。6曲目、未発表曲だったMake a differenceはギター染田の作った曲が元。彼はSlap the culture~Violent pigzに連なる軽・速・短が完全に体に染み付いている人なので、そのまま彼の曲を採用してしまうとウチ特有の重さが出ない。フレーズじたいはいいもの作ってくるんで、そこから手直しが入ることが多いですね。この曲に関しては元の曲から1音下げて、Bメロのリズムを変えてます。
曲はAntidote,Abusedあたりの初期のNYHCをイメージして作ったんですけど、仕上がったらスイサイダルになっていました。ちなみにスイサイダルのYou'l be sorry(Suicide’s an alternativeの後半)はCro-magsより4年も先にヘヴィ・モッシュ・パートをやってるんですね。スイサイダルというとクロスオーバー・スケートロックのパイオニア的にしか語られませんが、こういう面でも評価すべきバンドだと思ってます。
残り4曲は既発のデモからで、全てリミックスとリマスターを施しています。オリジナルのデモをお持ちの方は聴き比べてみて下さいね。
このヴァージョン違いの聴き比べというのは真に正しいハードコアの聴き方であります。ハードコアってまあ嫌いな人間からしたら全曲同じなんですね。その、全く同じ曲の微妙な差異を見出すには愛がなければ出来ないというわけですから。
This means warはSiegeより速くCro-magsより遅いという、今のスタイルの元になった曲。フレーズはNo For An Answerのパクリなんですけど、これも最終的には意図したものと全然違う曲になってしまいました。
これは歌詞も結構自信があります。他のバンドさんの歌詞見てたら、英詞にせよ日本語詞にせよちょっと考えすぎじゃねと思うことが多々あるんですね。歌詞なんて辞書使って作るもんでもないし、ハードコアの歌詞なんて、あえて(これ重要)でスパッと言い切ってしまうべきだと思うので。
続いてのI won’t take partって曲なんですが、同世代的にぐっとくるかもしれないエピソードを紹介すると、仮歌タイトルYouth Strike Chord。これはM.A.N.VS.M.A.Nにしては比較的メロウな曲かもしれません。
Youth strike chordはメロディをかなり重視してたので、MK-ULTRAに似てると言われるのは納得いかなかったんですね。実際、そんなに聴いてませんでしたし。MK-ULTRAって曲が全く印象に残らないんで影響受けようないんですよ。バンドとしてはDag NastyとかGorilla BiscuitsとかUnityの方がよっぽど近いと思ってます。
続いてロック風のCrime paysですがこれはドラム井上の作。マーフィーズ・ロウみたいなファンキー・パーティ・ソングにしたかったらしいですが、またもや仕上がった曲はまるで別物でした。
最後Break the chainsはわりと気に入ってる曲ではあるんですけど、あまりに前身バンドぽいのでちょっとボツにも出来ずに熟成しています。曲は細かいアレンジ以外は自分が作ったんですけど、ドラムの井上が作る曲の手癖を真似て作りました。自分はメタルとかハードロックを通ってないので、開放弦使うと袋小路に入ってしまうのですが、珍しく迷わず完成させた曲です。
まあそんなこんなで、自分たちなりにいいものが作れたかなと思っておりますので、一度手にとってみて下さいな。
http://manvsman.tumblr.com/post/157188094619/speedpower-aggression-links
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