Radio Silence (by Nedorostek, Nathan and Pappalardo, Anthony) Book
¥5,399
International shipping available
名著、Radio Silence。追加編集され18年ぶりに復刻。
ハードコア・ミュージックは、1970年代後半のパンク・ロック第一波の直後に登場しました。パンクのスピード感と姿勢に魅了されたアメリカの若者たちは、その精神を受け継ぎながら、「速く生き、若く死ぬ」といった刹那的な価値観から距離を取り、より研ぎ澄まされた形としてハードコアを生み出しました。
パンクとハードコアの違いは、主に表現方法にあります。より装飾を削ぎ落とし、メロディは控えめで、攻撃性は高く、演奏者と観客のあいだに壁がない――そうした特徴が際立っています。このシンプルな形式と参加型の精神は、多くの若者たちにとって、自分たちの不安や衝動をぶつける受け皿となりました。
しかし、ハードコアは音楽史の中で十分に評価されてきたとは言い難いジャンルでもあります。それでも、ポピュラー音楽の進化において重要な役割を担ってきたことは間違いありません。
『Radio Silence』は、DIY精神に支えられたこのコミュニティが活発に機能していた、インターネット以前の時代に焦点を当て、言葉やイメージを通して、ラモーンズとニルヴァーナのあいだに横たわる見過ごされがちな領域を記録した一冊です。本書は、1978年から1993年頃にかけてのハードコア・シーンに関する未公開写真や個人的な手紙、オリジナルのアートワークなど、多様な資料を収めた個人コレクションを体系的にまとめたものです。
なかでも圧巻なのは、RKLの『R&R Nightmare』やGorilla Biscuitsの『Start Today』、Dag Nastyの『Can I Say?』といった歴史的名作のアートワーク制作時に、印刷業者へ送られた指示書です。DTPが普及する以前の、手作業ならではの制作感覚に思いを馳せてみてください。
-
レビュー
(427)
